少女「お兄、すき」男「そうか」その2
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29: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/03/13(金) 23:09:13.38 ID:/wFM0jg50

女盗賊(とにかく距離を取らないと)タッタッタッ

...ブワッ!

女盗賊「!?」サッ

ガンッ!

女盗賊「ぐぁっ…!」

ゴロゴロ! ドサッ

女盗賊「…いったぁ…」

女盗賊(直撃は免れたのに、この痛み…!)

女盗賊(ちくしょう…奴さん真っ直ぐこっちに向かってきやがった)

鉤鼻男「愚かさここに極まれり。彼らは戦闘マシンだと言ったろ?目が見えなかろうが聴覚、嗅覚、触覚あらゆる感覚を以て敵の位置を探り出す」

鉤鼻男「全く…我ながら惚れ惚れする出来だ…」ハァ...

鉤鼻男「お前、つまんないからもうくたばっていいよ」

「……」ザッ...

女盗賊「……っ」

「」ズオッ!



──ズバンッ



「………」...ドサッ

男「背中にも目を付けておくんだな」

女盗賊「男……え、あんた他の奴らは」

男「向こうで雑魚寝中だ」

女盗賊「わお…いつの間に人外の仲間入りしたのよ」

男「簡単な話だ。こいつらは所詮多人数戦を想定されてないのだろう。連携どころか互いの邪魔をする始末だからな」

パチパチパチ

鉤鼻男「んー、見事見事。やっぱりきみくらいになるとあっさり見抜かれちゃうなぁー。軸索励起の頻度、下げないとダメかぁー」

女盗賊「…助かったよ、男」

男「あれだけ凌げるとは思っていなかった。…無理をするな」

鉤鼻男「んん?おぉ!よく見たら男くん、みんな生かしておいてくれたんだ?やーさしいねぇ…キヒッ」

鉤鼻男「ボクが使い回せるように気を遣ってくれたんだね、嬉しいよ♪1体のコストも馬鹿にならなくってさ」

女盗賊「随分余裕じゃない。残りはお前とお供の二人のくせに」



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