少女「お兄、すき」男「そうか」その2
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27: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/03/13(金) 23:04:01.68 ID:/wFM0jg50

鉤鼻男「イヒッ…キヒヒヒ」

鉤鼻男「しかし!同じ頃だったね!ボクが表舞台から消えたのをいいことに薬屋とかいう女が神童だなんだと持て囃され始めた!」

鉤鼻男「天才はこの世にボクだけで十分。だぁかぁらぁ…女を消そうとしたらさぁー」

鉤鼻男「きみが邪魔してくれちゃったのよねぇ…?ボクの邪魔を……この世で最もしてはいけない事を…!」

鉤鼻男「見せしめにきみの愛する奥さんと娘ちゃんをじっくりねっとり殺してあげたのにさぁ」

男「っ」

鉤鼻男「驚いたよ!まさかボクらを潰しにくるなんて!おかげで研究はやりづらくなるし面倒な事この上なかったけど……ボクは本当に天才だっ!」

鉤鼻男「肉体強化薬…無敵の兵力を作り出す薬。こいつを打診したら国が簡単に飛び付いてくれた」

鉤鼻男「あとは薬屋を利用してそのベースを作らせ、ボクが完全な形に調整し、仕上げる。そうして量産された兵共を暴れさせれば……思い知るはずだ!世界で、誰が、一番の天才なのかをね!キヒヒィ!」

鉤鼻男「見たまえよ!この美しい人形を!」

ザッザッザッ

「「「………」」」ズラリ

鉤鼻男「志願兵として来てくれた愛国者達だ。既にボクの薬を打ってある。有用な戦闘データを取らせてくれよぉ?」

女盗賊「愛国者とか…どうせ怪しい薬の実験をするなんて一言も伝えてないんでしょ?そもそもそいつら、生きてんの?」

鉤鼻男「死んでたら動かないだろ?そんな単純なことも理解出来ないのか」

鉤鼻男「まぁ…キヒッ。感謝してよ。ボクの偉大な研究の礎になって死ねるんだ。こんな名誉なことはないよねぇ!」

キヒヒヒヒ!

男「……」スッ(刀を構える)

女盗賊(男の奴…)

女盗賊「…殺すつもり?」ボソッ

男「民間人は殺さない……だが」

男「──アレは殺す」

女盗賊「」ゾクッ

男「お前は自分の心配をしろ。相手は強化人間数人。お前を庇いながら動くことなど出来ない」

女盗賊「自衛しろってことね…ウチは初見の相手なのになぁ…」

鉤鼻男「やぁっと男くんにお礼が出来る。精々楽しい余興を見せてよ」ニタ



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