少女「お兄、すき」男「そうか」その2
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24: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/03/13(金) 22:54:59.22 ID:/wFM0jg50
ーーー隠れ家ーーー

青年「師匠、新大陸の件あの人達に任せてしまってよろしいのですか?」

老師「女盗賊が連れてきた輩じゃ。信頼は置ける。あやつああ見えて天性のカンがあるでの」

青年「カン…ですか」

老師「そんなことよりお主、夕飯を作る時間じゃろう」

青年「今から作りますよ。…こんなことで本当に修行になるんですか?」

老師「盗賊に必要なのは基本動作の洗練じゃ。普段の生活をより緻密にこなすことで感覚を研ぎ澄まし、あらゆる状況へ対応が可能となる」

青年「な、なるほど…!」

老師(適当じゃがの)

青年「気合入れていきます!」テキパキ

老師「料理は重くするでないぞ」



ガタッ コツ

トットットットッ



青年「そういえば師匠、気になった事があるのですが」

青年「どうしてあの人達が国のお尋ね者になってるのでしょう」

青年「国が戦争を起こそうとしてるのは僕らも知っていましたし、秘密裏に開発していた肉体強化薬?の件も師匠は存じてましたよね」

青年「彼らだけ指名手配されてるのは何か理由が…?」

老師「うむ、わしも引っかかっておった」

老師「それだけあやつらの力が厄介なのか、わしも知らぬ大スキャンダルを握っておるのか」

青年「師匠が知らないようなことを…にわかには信じられませんが」

老師「独自の情報筋があるのやもしれんぞ?」

老師「女盗賊はあれでなかなか抜け目ない。男殿は……」

老師「心ここにあらず。あやつの目、何も映しとらんかった。まるで生霊とでも話しとる気分じゃったわい」フォフォ







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