少女「お兄、すき」男「そうか」その2
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106: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/04/13(月) 08:21:40.63 ID:uGTOhtcfO
ーーー城内 パーティールームーーー

国王「では、本国の秩序と平和が守られた事、そしてそれを成し遂げてくれた英雄達に」

国王「乾杯」

「「「乾杯!」」」



〜〜♪

ワイワイ



少女「」オロオロ

女盗賊「ほら、少しは落ち着いたら?少女ちゃんも主役の一人なんだから」

少女「でも…」

女盗賊「この肉食べる?美味いよ」スッ

少女「う、うん」



貴族1「いやはや、聞きましたよ。彼らを匿い、国を取り戻す手助けをなさっていたこと!」

町娘父「いえ、私はそんな大層なことは」

貴族1「それに貴方の娘さんの勇敢さ!是非うちの息子の嫁に来て頂きたい!」

貴族2「抜け駆けはいけませんぞ!あなたのために来て下さったのではありませんからな」

町娘父「ははは…」

町娘「」ニコニコ



少女「……あの」

少女「お姉は…?」

女盗賊「ん?男のとこだよ。ここ数日ずっとね」

女盗賊「あいつが目覚ますまで、付きっきりなんだろうさ」

少女「……」

少女「私、向こうの料理も取ってきます」

女盗賊「ん。落とさんようにね」

テッテッテッ

女盗賊(少女ちゃん、戻ってきたと言っても、男と出会う前の記憶しか残ってないなんて)

女盗賊(ウチにもなんとなく余所余所しいし、肝心の男は生き残ってた血吸いの頭と相討ちで昏睡中…)

女盗賊「……ウチも、外の空気でも吸おうか」







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