【ミリマス】まつりのスタンドお披露目タイムなのです!【ジョジョパロ】
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57: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:10:24.23 ID:ArvRQigk0
まつり「まつりは九条まつりなのです。見ての通りお姫様なのですよ」

エミリー「日本のお姫様! まあ! ということはまつりさんは皇族関係のやんごとなきお方なのですね! お会いできて光栄です!」

まつり「ほ、ほ? これは予想外の反応なのです。そこはやんわりと否定しておくのですよ」
以下略 AAS



58: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:10:53.27 ID:ArvRQigk0
まつり「エミリーちゃんはここで路上ライブをしていたのです?」

エミリー「そうなんです。実は私、立派な『大和撫子』を目指して修行中の身でして」

まつり「ほ? 大和、撫子?」
以下略 AAS



59: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:11:30.63 ID:ArvRQigk0
 意外にも、異国の少女が披露したのは『和』の色を前面に出した全編日本語のバラード曲だった。

 歌も、踊りも、まつりの目から見ればまだまだ拙く、未熟。

 しかし、そんなこととは無関係に、まつりはエミリーのステージから目を離せなかった。
以下略 AAS



60: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:12:02.61 ID:ArvRQigk0
 彼女の振舞いには人を惹き付ける『華』があった。

 彼女の歌には聞く者の心を癒やす『優しさ』があった。

 何よりも、舞台とも言えぬ場所で精一杯パフォーマンスを披露する彼女の瞳には『光』があった。暗闇の旅路で夜空の星を見上げるような『夢』と『希望』があった。
以下略 AAS



61: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:12:30.38 ID:ArvRQigk0
エミリー「ご清聴、誠にありがとうございました! エミリー・ランカスターでした!」

 パフォーマンスを終えて多くの喝采を浴びるエミリーの笑顔に、

まつり「――――――――」
以下略 AAS



62: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:13:03.86 ID:ArvRQigk0
 時を同じくして――。

「…………」

 遠くからエミリーのライブを見つめる濁った視線があった。
以下略 AAS



63: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:13:34.09 ID:ArvRQigk0
バンドマン「面白くねーぜ、クソッ、クソッ!」

バンドマン「俺はただスカッとしたかっただけなのによぉぉーーーー」

バンドマン「あんな女どもにまで見下されるなんて、スカッとするどころか余計イラつくじゃねーかヴォケがッ!」
以下略 AAS



64: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:14:01.73 ID:ArvRQigk0
『ねえ、何アレヤバくない?』『シッ! 目ぇ合わせるな』

 バンドマンが蹴飛ばしたゴミ箱が虚しい音を立てて転がる。

 散らばったゴミは、彼の心の内そのものであるかのようだった。
以下略 AAS



65: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:14:36.58 ID:ArvRQigk0
バンドマン「俺の才能にはもっと称賛の目が向けられるべきなんだ、あんなゴミを見るような目じゃねーーっ」

バンドマン「そうだ! 世の中のボケどもから万雷の拍手が送られるべきはあんなガキのパフォーマンスじゃねーーっ、俺のサウンドの方なんだッ!」




66: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 11:15:03.77 ID:ArvRQigk0
「才能に自信があるのか?」

バンドマン「……へ」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


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