高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「春隣のカフェテラスで」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:57:05.13 ID:uhIVLMlB0
藍子「……」

加蓮「……」

藍子「……ねえ、加蓮ちゃん」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:58:05.19 ID:uhIVLMlB0
加蓮「……えーっと? なんで私が変わったら、藍子が綺麗になるの?」

藍子「私が綺麗になったんじゃなくて、私が……私のことが綺麗に"見えてくれた"んですよね?」

藍子「私には心当たりがありません。それなら……加蓮ちゃんの見え方が、変化したのかな、って」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:59:04.96 ID:uhIVLMlB0
加蓮「見る世界が……」

藍子「ほら。加蓮ちゃんが成長して、いろいろな考え方をするようになって。そうしたら、そこにあった幸せや、暖かさに、気がつけたように」

藍子「加蓮ちゃんの見る世界が変わったから、私のことも、違って見えたのかな? って、思うんです」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 18:59:36.09 ID:uhIVLMlB0
藍子「あ、でも。加蓮ちゃん」

藍子「加蓮ちゃんの、ゆっくりと変化していく世界の中に……ちゃんと、私を映してくれることは、とても嬉しいです。でもっ」

藍子「私だって、まだまだ子どもで、加蓮ちゃんと同じ16歳ですから」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 19:00:05.07 ID:uhIVLMlB0
加蓮「なんてねっ。言いたいことは分かるよ」

加蓮「何て言うか、……例え話だけど、私達はアイドルとしてステージに上がって、それを多くの人に見てもらうじゃん?」

加蓮「それはすごく嬉しいけど、でも素の自分だって誰かに見てほしい」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 19:00:34.43 ID:uhIVLMlB0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……春が来るねー」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 19:01:05.09 ID:uhIVLMlB0
加蓮「……藍子」

加蓮「今の話……さっきの話さ」

加蓮「藍子の言う通りでもいいと思う。最近、物の考え方とか、見方とかかな。けっこう変わって来てるなーって、なんとなく感づいてはいたし……」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 19:01:36.26 ID:uhIVLMlB0
藍子「それなら、両方ってことにしましょ?」

加蓮「両方」

藍子「加蓮ちゃんは、見ている世界が変化した。私は、前よりも綺麗になっ――」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/01(日) 19:02:07.83 ID:uhIVLMlB0

加蓮「……くっくっく」

藍子「?」

以下略 AAS



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