魔法学園で過ごす学生生活第2章 〜安価とコンマと時々ラブコメ〜
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256: ◆50Z6EuXmS6[saga]
2020/03/14(土) 21:53:10.85 ID:DuTQzgKR0
【ザルグの部屋】



(コンコン)


フィニー「すいません、ザルグさん。今いいでしょうか?」



ザルグ「ああ、いいよ。どうぞ」





フィニー「すいません、急に」

ザルグ「いや、いいよ。話したい内容もだいたいわかるしね」



フィニー「はい。遠足の時の…」


ザルグ「…そうだね。君にも話しておくべきだったよ」



ザルグ「僕は…今回の事件は、『魔族』が加害者だと思う」

フィニー「…でも、なぜ?」



ザルグ「おそらく…これだと思う」


(スっ)


フィニー「『召喚魔術』…?」

ザルグ「うん。ボクの家にあった本だ。フォン先生にも目は通してもらってる」


フィニー「…つまり、何者かが、召喚魔術を使い、魔族を呼び出し…」

ザルグ「僕たちを襲わせた、ということになる」



フィニー「…賊の可能性は、私は低いと思ったんです。この学園の生徒は、私以外はたいていある程度お金のある家の出ですから」

ザルグ「だろうね。ボクが賊なら、バスを乗っ取って、家を脅迫する。でも、誰もそんなことはされなかった」



フィニー「と、なると最初から傷つけることが目的?でも、なぜ?それこそもっとやりやすい方法なんていくらでも…」


ザルグ「…誰かを探していたのかも。でも、見つからなかった?」

フィニー「…ん?」



フィニー「もしかして、ザルグさん目当てに、魔族が?」

ザルグ「…かもしれない、と思ってるよ。そう考えれば、いろいろとつながる」




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