【まちカドまぞく】桃「美味しくなったご飯」
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1: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:13:43.40 ID:Czg6ioZY0
短編です

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2: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:15:45.04 ID:5P/H/ATr0
物心ついたとき、私はすでに姉の桜に引き取られていた




以下略 AAS



3: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:16:44.99 ID:5P/H/ATr0

私は姉に対して一緒にご飯が食べたいだとか、早く帰ってきてだとか言った覚えはない
1人は寂しいと呟いたこともない

でも姉は2人でいることにこだわっていた
以下略 AAS



4: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:18:46.44 ID:5P/H/ATr0

姉が作ることもあれば買ってきたものを食べることもあったが、私は姉の手作りの方が好きだった
姉の料理の腕が特別いいというわけではなかったが、温かいできたての料理は体を中心からじんわりと暖めてくれたのを覚えている


以下略 AAS



5: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:20:36.64 ID:5P/H/ATr0


ある日を境に姉は姿を消した


以下略 AAS



6: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:22:18.65 ID:5P/H/ATr0

私は食糧の調達を始めた
最初の頃は栄養バランスに気をつけていた


以下略 AAS



7: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:23:58.12 ID:5P/H/ATr0

そして数ヶ月が過ぎて何の手掛かりもなく…

焦燥感は諦念へ…
やがて何もかも無気力になっていった
以下略 AAS



8: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:26:18.10 ID:5P/H/ATr0

その頃の私の食べ物の選び方は、第一に保存性、その次に味、腹持ち……と、栄養バランスのことなどどうでもよくなった
姉にお行儀が悪いと叱られていた、テレビを観ながら食べることが日常となった


以下略 AAS



9: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:28:23.70 ID:5P/H/ATr0

私が無気力な時期を過ごしていたのは、姉が失踪してショックを受けたことが大きかったが、眠りの浅い生活を送っていたことも関係していたと思う


夜になり照明を消してベッドに入り目を瞑る
以下略 AAS



10: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:29:06.46 ID:5P/H/ATr0

ある日、特に目的もなく付けていたテレビ番組でスポーツによるメンタル改善という特集を目にした

細かい内容まで覚えていないが、簡単に言えば肉体を限界まで酷使し、疲労を与えて夜はぐっすりと眠って、規則正しい生活リズムを送るだけでメンタルケアができるというものだった

以下略 AAS



11: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:29:51.16 ID:5P/H/ATr0

そうして色々あって、私は世界を救った
姉をはじめとする他の魔法少女と比べて魔力操作や魔力攻撃の素質が劣る私だったが、鍛え抜いた筋力を合わせた物理力でねじ伏せることで同僚たちと肩を並べることができた


以下略 AAS



12: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:30:18.68 ID:5P/H/ATr0

そしてシャミ子と出会った

色々な経験をして…思い出ができて…

以下略 AAS



13: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:32:50.17 ID:5P/H/ATr0

シャミ子「……お昼ご飯ですか?」

桃「前に私が体調崩したときに色々持ってきてくれたでしょ?お礼に天ぷらうどんでもどうかなって。明日良ちゃんと一緒にきてよ」

以下略 AAS



14: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:34:24.08 ID:5P/H/ATr0

・・・・・・・・・・・

翌日の昼

以下略 AAS



15: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:35:08.57 ID:5P/H/ATr0

ミカン「大きなお鍋に水、おうどんを締める氷水を用意した段階では特に問題はなかったわ」

ミカン「コンロのつまみを捻って、火力も適切に調整されていたわね」

以下略 AAS



16: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:37:53.16 ID:5P/H/ATr0

桃「…」モ゛−−ン

桃「…ごめんねみんな……私、うどんすらうまく茹でられなかったよ」

以下略 AAS



17: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:39:09.08 ID:5P/H/ATr0

桃「できた」

良子「うわぁーーーおいしそう!」

以下略 AAS



18: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:39:41.67 ID:5P/H/ATr0
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー


以下略 AAS



19: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:42:22.15 ID:5P/H/ATr0

桃「急にびっくりさせちゃってごめんねみんな」

桃「昔のことを少し思い出しちゃって…つい……」

以下略 AAS



20: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:43:06.38 ID:5P/H/ATr0

ーーーーーーー食後・台所


シャミ子「なんかこのお鍋うっすらと光ってませんか?」
以下略 AAS



21: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:44:01.25 ID:5P/H/ATr0

桃「うそ!?……ほんとうだ。一体どうして…」

良子「良は考えてみたの。光の一族の側である桃さんの魔力はいわばプラスの作用を持っていて、眩しい光を当てると物が見えなくなるのと同じように私たちが認識できなくなっただけなんじゃないかって」

以下略 AAS



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