深月フェリシア「かなえって怖くね・・・?」 さな「はい・・・」
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7: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/02/13(木) 19:39:04.77 ID:IgUGHyAB0


やちよ「飾り付け担当の方はかなえと二葉さんにお願いしていい?」

かなえ「ん」

さな「へっ・・・?! わ、私がかなえさんと・・・?」

かなえ「とりあえず」

さな「は、はひっ・・・!」

かなえ「街に買い物に行こう」



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さな「・・・・・・」ビクビク...

かなえ「・・・・・・」

さな(かなえさんと二人でお買い物・・・)

さな(失礼が無いようにしないと・・・。かなえさんは怖い人だから・・・)

さな(んん・・・。でも、この前は私の事気遣ってくれたし・・・。もしかしたら、思ったより怖くない人なのかな・・・?)


かなえ「さなは」

さな「ひゃっ?! は、はい・・・?」

かなえ「もしかして、クリスマス、好きじゃない?」

さな「えっ、ど、どうして・・・?」

かなえ「さっきからあまり楽しそうじゃない。街のイルミネーションも全然興味がなさそうだから」

さな「あっ・・・よ、よく見ていますね・・・私の事・・・すいません・・・」

かなえ「別に謝らなくていい。それで、どう?」

さな「そう・・・ですね・・・。好きじゃないというか、クリスマスってよく分からないんです・・・」

かなえ「分からない?」

さな「はい・・・。前に住んでいた家ではそういうこと一切やらなかったので・・・。父からは、そんなのに浮かれてる暇があったら勉強しろって言われていました・・・」

かなえ「・・・・・」


さな「だから分からないんです・・・。何でみんなクリスマスを楽しめるのか・・・。何でみんなで集まって楽しんでいるのか・・・」

さな「どうして楽しんでいるのか・・・。どうして集まるのか・・・。どうして煌びやかにするのか・・・。どうして・・・どうして・・・」

さな「突き詰めて考えると・・・私・・・楽しむってことが分からないのかもしれません・・・」


かなえ「・・・・・」

さな「あっ! ご、ごめんなさい! みかづき荘のみんなでクリスマスパーティーを楽しむのに、私ばっかりこんなネガティブで・・・!」

かなえ「ん。さなのその気持ち、あたしにもよく分かる」

さな「えっ・・・?」

かなえ「あたしは昔から友達がいなかった。家族との折り合いも悪かった。ずっと一人で過ごしてきた。喧嘩ばかりしてきた。だからあたしにも分からなかった。誰かと何かを楽しむとは、どういうことなのか」

さな「そうなんですか・・・」




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