39: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/10(月) 01:29:12.02 ID:CDwt0mRk0
「やりたくないことをやらなきゃいけねぇばっかりの世の中に、りあむ、お前みたいなヤツが一人くらいいたっていい。嘘も偽りもない、ゴミクズみてぇな自分を曝け出せるダメ人間がいたっていい。
夢見りあむが夢見りあむであるままステージで光を浴びたなら、それは……それは、なぁ、りあむ。聞いてくれ。お願いだ」
「うん、うん。聞いてるよ。Pサマ、ぼく、聞いてるから……!」
不思議とひどいことを言われている感覚はなかった。
「それはなによりも『尊いこと』なんだと俺は思う」
痛いくらいに強く抱きしめられた上半身が、いまはとてもむず痒い。
「お願いだ。アイドルを辞めるだなんて言わないでくれ。
俺はまだまだ、お前と一緒に仕事がしたいんだ。お前がトップアイドルになるのを支えたいんだ」
この世のみんなに伝えたいんだ、とPサマは言う。
「夢見りあむの、尊さについて」
<了>
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