3:名無しNIPPER[saga]
2020/02/09(日) 02:20:48.16 ID:QhrXPTvL0
放課後の教室はいやに暑い。
季節はまだ春先だというのに気温が高く、おまけに湿度も高い。ここの地方の梅雨はもっと先のはずなのに。
教室にはクーラーがない。勝手に扇風機をブンブンすると先生に怒られる。となると、まあ窓を開けるしかないよなあ、となる。
椅子から立ち上がり、ふうと一息。座っていただけで足がしびれている。
くるくると足首をまわし、ふーともう一息。靴紐が解けていた。
近くの小窓を開けても風をまったく感じず、ベランダに出る。
そして、忘れないうちに靴紐を結んでおく。あとで何もないところで躓いたら恥ずかしいし。
ふっと顔を上げると、当然のように外の景色が目に入る。
遅れて、声が耳に入ってくる。校庭でやっている部活のかけ声だ。
空は青く、広い。校庭もそれなりには広い。まっすぐ見れば新幹線が走っている。
いくらでも目移りしそうなくらい情報量が多いけれど、なぜかわたしはある一点を見つめてしまう。
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