スタートダッシュ
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17:名無しNIPPER[saga]
2020/02/09(日) 02:30:19.39 ID:QhrXPTvL0

 彼女はわたしの姿を捉えてまた何か言いたげに口をぽかんと開けたけれど、この前みたいに足を止めることはなかった。
 でも、わたしが振り向くと彼女もこっちを振り向いていた。目が合うと、なぜかそっぽを向かれる。

「あのさ」

 とりあえず何でもいいやと思いながら近付く。
 勝手に口が開いてしまったんじゃ仕方がない。めんどくさがるなわたし。

「明日大会なんでしょ?」

「そうだけど」

 だからなに? とでも言いたげな鋭い目が飛んできた。
 久しぶりに話したせいもあって、思わず身じろぎをすると彼女も同じように身じろぎをしていた。お互い居心地は最悪らしい。

「がんばってね」

 わたしが伝えたいことはそれだけだ。
 だから、それ以上を重ねない。過ぎたるはなんとやらだ。

「なにそれ」

「そのままの意味。別に他の意味なんてないない」





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