56:伊丹 [sage]
2020/02/08(土) 21:30:28.26 ID:2EYiqEug0
◆
「あ、息が白い…。もうすっかり冬なんだな…」
通り過ぎていく人やクルマの音に、そんな私の呟きは踏みしだかれるようにして、かき消える。
賑やかな駅前の広場の街灯の下。
私はひとり、彼を待っている。
彼からは少し遅れる、と連絡があってから返事はない。
ケータイをイジったり、喫茶店で待っていようかと思ったけれど、
そわそわして落ち着いていられなかったので、結局こうして待ちぼうけだ。
66Res/53.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20