4:伊丹 [sage]
2020/02/08(土) 19:59:23.36 ID:2EYiqEug0
彼は、真剣な顔で腕時計と向き合っている。
ソファ前の机に置いた携帯電話をハンズフリーにして、何かを聞いている。
プッ……プッ……プッ……プーーー!
ゴゼン8ジ35フン 40ビョウヲーーー
時報を聞くと、素早く時計のリューズを操作し、
パチッとリューズを戻す。
「よしっ」
決まっている言葉。
そして、なぜか時計を手に持ち、左耳へ近づけ、
その音を聞く。
「……うん。いいな!」
これもお決まりのセリフ。
一連の動作が終わると、すこし得意げな顔をする。
こんなところも、いつも全部おんなじだ。
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