ベル・クラネル「リリ、君は僕のものだ」リリルカ・アーデ「……はい」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/02/07(金) 00:41:52.83 ID:OKFL85SsO
「リリ、教えて。それはどんな儀式なの?」
「ふふっ。知りたいですか?」
ベル様は強さを求めておられます。
なので、とても食いつきが良いです。
リリは敢えて勿体ぶって、焦らしました。
「そこまで言われたら誰だって気になるよ」
「では、ゆっくりと振り向いてください」
「で、出来ないよ!?」
ベル様はとても初心なお方。
なので、自分からは振り向けません。
だからリリは、ちょっとだけ口調を変えて。
「ベル、よく聞きなさい」
「リリ……?」
「大丈夫。何も怖くないわ。私を信じて」
「で、でも、リリは今、裸で……」
「私の顔だけを見れば平気。そうでしょう?」
「う、うん……わかったよ」
ベル様は年上の女性に弱い性質があります。
なのでこうして大人びた口調で促してあげれば、簡単にリリの言うことを聞いてくれます。
ちょろすぎて心配になりますが、可愛いです。
顔を真っ赤にしたベル様がゆっくり振り向き、真っ直ぐにリリの瞳を見つめました。素敵。
キスしたい衝動を堪えて、リリは微笑みます。
「ほら、ベル様。平気でしょう?」
「う、うん。でもリリ、さっきの喋り方は……」
「さて、無駄話はさておき、本題ですよ!」
会話の主導権を渡さず強引に本題に入ります。
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