ベル・クラネル「リリ、君は僕のものだ」リリルカ・アーデ「……はい」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/07(金) 00:40:10.24 ID:OKFL85SsO
「リリ!? なんて格好してるの!?」
「おや? お気に召しませんか、ベル様?」
「お気に召すも何も、早く服を着て!?」

場面は変わりまして、その日の晩。夜遅く。
宣言通り全裸に『ゴライアス・チョーカー』のみを身につけて、リリはベル様の部屋に忍び込みました。しかし、流石はLV.4の冒険者。
すぐにリリの気配を察して飛び起きたベル様は部屋の魔石灯を点けるや否や、すぐさま目を逸らして回れ右をして、壁におでこをくっつけながら服を着るようにとお命じになられました。
しかし、残念ながらそのご命令は聞けません。

「ベル様、どうかリリの話を聞いてください」
「は、話ってなにさ!?」
「そのままで結構ですから、どうか冷静に」

リリはベル様の背中に身を寄せて、そっと抱きしめ、すばしっこい兎が逃げないように首尾良く確保することに成功しました。順調ですね。

「これは全て、ベル様のためなのです」
「ぼ、僕のため……?」
「はい。この先、ベル様が更にお強くなるために、どうしても必要な儀式なのです」
「どうしても必要な儀式ってどういうこと?」

真摯なリリの言葉に純真無垢なベル様は素直に耳を傾けて尋ね返しました。ちょろいですね。


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