46: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2020/02/05(水) 17:53:18.36 ID:zm72+V2G0
P「ふぅー……疲れた……」
響子「お疲れ様です、お兄ちゃんっ!」
1日が終わり、家の玄関を開ける頃には俺はもうゾンビみたいになっていた。
ハイテンションな三人とずっと付き合いながら歩き回るのはやはり無理がある。
単純に体力が保たなかった。
一方響子は上機嫌、沢山の戦利品を手に入れ仲の良い友達二人と遊んだのだからそりゃそうだろう。
おやつ時に入ったスイパラのせいで夕飯は食べられそうにないが、今は食欲も全くないし無しで良いだろう。
響子「二人に何度も『甘え過ぎ』って言われちゃいました。私、きっと自然に甘えられてたって事ですよね」
P「だなぁ」
まぁ、些か以上に距離が近過ぎると思わない事もないが。
それでも最初の頃に比べれば、それはきっと成長しているという事だろう。
響子「自然な兄妹に見えてたかな……」
P「それは間違いないだろ」
響子「……そっか。ですよねっ」
P「あぁ。どこからどう見ても」
ありふれた兄妹だった。
この生活を初めて、その頃はどちらかと言えば……
……そして。
P「……もう、十分だろうな」
響子「……ですねっ! 私、今なら完璧に妹を演じられそうですっ!」
響子は機嫌が良さそうだ。
なら、良かった。
この生活を始めた事は、きっと間違いじゃなかったんだ。
P「さ、お風呂入るか」
響子「お兄ちゃんさえよければ今日のお礼にお背中流しますよ?」
間違ってるかもしれない。
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