35: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2020/02/05(水) 17:47:01.07 ID:zm72+V2G0
響子「お兄ちゃん、運んで下さいっ」
P「あいよー」
あっという間に完成した夕飯を、二人で食卓に並べる。
いつも思うが手際の良さが自分と段違い過ぎて、今までの俺の一人暮らしはなんだったんだろうとなる。
響子「お酒は飲みますか?」
P「いや、遠慮しとくよ」
響子「はーい」
それじゃ、頂きます。
テーブルの上に並べられたのは、どれもとても元気が出そうな食材だった。
牡蠣、干しエビ、イカ、高野豆腐、納豆、なめこ、オクラ、ニンニク、ニラ、ネギ。
…………いや、美味しそうではあるのだけれど。
いや実際美味しいけれども。
なんだか嫌な予感がしないでもない。
響子「亜鉛にタウリンにアルギニンにムチンにアリシン。沢山食べて沢山食べていっぱい元気になって下さいねっ!」
P「あ、あぁ……」
響子「……えへへぇ……」
P「…………?」
響子「……元気になれそうですか?」
P「勿論。響子の手料理だからな」
響子「ちゃんと元気になって貰わないと困りますからっ!」
P「俺が体調崩しちゃみんなに迷惑かけるもんな」
響子「それに…………え、えへへ……?」
可愛い。
とても素敵な笑顔だ。
先ほどの無邪気さを一切感じられないが、きっと気のせいだろう。
食後にサプリメントまで添えられた時は流石にやり過ぎだと思わないでも無かったが、まぁ健康の為だし。
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