34: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2020/02/05(水) 17:46:19.31 ID:zm72+V2G0
美穂「やーだー! わたしもプロデューサーさんのお家に行きたいーっ!!」
卯月「あ、あはは……お疲れ様でしたプロデューサーさん、響子ちゃんっ!」
卯月が美穂を引きずって帰って行った。
美穂……やっぱりあれで姉は無理があるだろう。
どう見てもお菓子売り場でぐずっている子供だ。
響子「それじゃ……帰ろっか、お兄ちゃんっ!」
P「あぁ」
ぎゅっ、っと。
自然と、手が握られた。
響子「夜ご飯、何かリクエストはありますかっ?」
P「んー……まだ週も頭だし、今週一週間頑張れる様に元気の出るものが良いな」
響子「…………元気の、出るもの……?」
P「あぁ。アバウト過ぎたか?」
響子「それって、その…………ええっと……」
P「…………?」
響子「…………はいっ!!」
にっこにこの笑顔で繋いでいない方の腕を振る響子。
ここまで無邪気に笑えるなんて、とても良い事だ。
駅へと向かうこの時間も、なんだか楽しく感じられる。
「ずーるーいーっ!! わたしも! わたしも響子ちゃんのご飯食べたいっっっ!!!!!」
「もう! ワガママ言ってると卯月ママ怒りますよ!」
「うぇぇぇぇんっっっ!!」
遠くから聞こえて来る叫び声は、きっと、気のせいだろう。
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