29: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2020/02/05(水) 17:43:42.19 ID:zm72+V2G0
響子「……良いんだ……甘えて……」
P「あぁ、もっと甘えろ、もっと無理難題を押し付けろ。勿論断る時もあるが、そう言う会話も必要だろ」
兄妹喧嘩だって、きっと重要なファクターだ。
そう言った積み重ねを積もらせて、より一層妹の気持ちを理解出来る。
響子「……お兄ちゃん、なんやかんや良いお兄ちゃんだよね」
P「なんやかんや」
響子「……うんっ! ねぇお兄ちゃんっ」
とびっきりの笑顔で、響子は言った。
響子「一緒にゼリー食べさせあいっこしませんかっ?」
P「いや自分で食べようよ行儀悪いぞ」
響子「お兄ちゃんのバカぁぁぁぁぁ!」
バタンッ!
「せっかく勇気出したのに!」
「結構恥ずかしかったのに!!」
「この流れなら行けるかなって思っちゃった私がバカみたいじゃないですか!!」
「もぉぉぉっっっ!!!」
ドンっ、ばんっ、ゴロゴロゴロゴロ!
響子の部屋から、色々な音が聞こえて来る。
P「…………仲直りは出来た……のか?」
まぁ少なくとも、明日からは気不味い朝を迎えなくて済みそうだ。
なら……まぁ、良いか。
P「ゼリー冷蔵庫入れとくぞー」
「食べる! 食べます!! バカお兄ちゃんは飲み物用意しといて下さい!!」
……響子がこういう風に、外では見せない様な姿を見せてくれる様になっただけ成長かもしれない。
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