【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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88: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/02/06(木) 18:34:09.71 ID:+OTeFIyt0

垣根「テメェ…!」

 垣根は耐えきれず、一歩前に踏み出した。だが突如、烈風のようなものに襲われ十メートルほど吹き飛ばされコンテナに叩きつけられる。

垣根「がぁっ……!!」

 混乱する頭を抑えながら、立ち上がる。未元物質で全身を守っていても衝撃は消せはしない。さらに、一部分に集中させている時よりも層が薄く、風による切り傷も完全には無効化出来てない。

垣根(こいつ……大気中のベクトルを操り、裂風を生成したってことか? ベクトル操作とは聞いていたが、こりゃ……化け物だな)

一方通行「どうだァ?……オマエみたいなのには、こういうアプローチもあると思ったんだがよォ……あァ、安心しろよ。次こそは、この手で直接仕留めてやるからなァ……こいつはただの余興だ」

垣根「…余興の割には力込めるじゃねぇか」

一方通行「オイオイ、弱音なこと言うってことは、もうへばっちまったってことかァ?」

垣根「まさか…」

 怪物は一歩一歩近付いて来る。垣根には一方通行に対処する方法がない。不意をついて倒せなかったが故に、もはやどうすることもできなかった。

 せめて第二位としての超能力が使えれば、まだまともに戦えただろう。

垣根(クソッ!……何で能力が使えねぇんだよ! ここで使えなかったら意味ねぇだろうが……!)

 そうして死へのカウントダウンともいうべき足音が止まった。

 垣根の視界と一方通行の視界が共に遮られる。

 それは意図せざる停止で──そこには御坂妹改め御坂10032号が立っていたのだ。


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