【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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81: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/02/06(木) 16:15:08.04 ID:+OTeFIyt0

一方通行「……あっけねェ」

 地べたに伏す被験体を見下しながら、学園都市最強の少年は、足で手を踏みつけた。

御坂妹「ッ…!」

 ぼろぼろの彼女は最早能力をまともに行使することもできず、一方通行に身を委ねる他なかった。

一方通行「しかし、哀れだよなァ……こうやってオレみたいなやつに足蹴にされてよォ」

 白髪の少年は、踏む力を強くしたり、弱くしたりして彼女の反応を伺っていた。

御坂妹「……」

 もはやそれをする気力すらないのか、やがて彼女は反応をしなくなった。

一方通行「オイオイ、黙ってちゃ分からねェよ。……なァ、オマエだって痛いのは嫌なんだろォ? 別に恥ずかしがることはねェじゃねェかァ……違うか?」

御坂妹「……」

 反応はない。致命傷は一切与えていない、それ故、死んでいないことは分かっている。つまり、クローンの答えは沈黙だった。こいつらにとっては、自分達の痛みなんざ、実験に比べたら大したことじゃないってことか、と一方通行は踏んでいた手から足をどかした。

 歯ぎしりが止まらなかった。不快感しかそこにはない。自分の意思のない人形なんざ、気に食わない。コイツらは本当に何のために生きてるのか理解できない。一方通行は錯綜する考えを消すかのように代わりに右足に力を込めた。

一方通行「なら、ここでお別れだ……」

 足元に力のベクトルを集中させる。人体程度なら容易に潰しかねないそれを地面に這いつくばる彼女に向かって振り下ろそうとした瞬間、後ろから何者かに殴られた。

一方通行「あン…?」

 一方通行は振り返った。

 そこには一人の青年が立っていた。

 反射は有効に機能したが、攻撃者の人体にはダメージはないようで、相手は威風堂々としている。

御坂妹「な、なんで……!」




垣根「シケた遊びではしゃいでんじゃねぇよ、三下」


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