【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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114: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/02/09(日) 17:29:17.54 ID:LyfsNiQg0

垣根「なぁ、一方通行……俺は気付いちまった」

 当然、返事はない。

垣根「俺はさっきお前を殺そうとした時……あっさり実行に移せる気がした……殺しなんざした事ないのにだ…」

 一方通行の意識はない。

垣根「テメェは普段料理はするか?……俺は記憶をなくしてから一度も料理なんざしたことはなかったが、身体は覚えていた。そして、それは料理だけじゃねぇ。洗濯だとか、料理の使い方だとか、走り方だとか──あと、殺し方とかな」

 操車場には垣根の声以外聞こえない。

垣根「一度や二度殺したところでルーチンにはならねぇ……パッと浮かぶわけはねぇ。俺は自分が驚くほど、殺しになれている」

 操車場には垣根しかいない。

垣根「考えてみりゃ可笑しな話だった。俺は第二位で、暗部の人間だ。普通に考えればどうしようもない人間だと分かるはずだった。自分の過去が悪人だと思うことはあった。……だが不思議と殺しには結びつかなかった。………簡単な話、俺は目を背けていた。そうなんだよ、一方通行……お前みたいな快楽殺人鬼、俺は…二万人を殺そうとしたお前と一緒で──」

 一人の人間の世界を闇が覆った。

垣根「──この手は血で汚れている」



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