【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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109:やっと一方戦終わり。長く書きすぎ(反省) ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/02/09(日) 16:04:57.49 ID:LyfsNiQg0

垣根「物理なら…俺が防げる……」

 一方通行が砂埃に飛び込んだ時、そこには垣根帝督と無傷の上条当麻が居た。

一方通行「テメェは……! さっきオレが潰したはずじゃ…!」

 手を見ると、彼の怪我は相変わらずだった。服で止血しているようだったが、だからといって一方通行の攻撃を防ぐほどの体力が回復するわけではない。

垣根「……行け最弱」

 それは他でもなく、上条当麻に向けられた言葉だった。

 上条は垣根が作り出した好機を逃さなかった。何が起きたかは分からない。だが、このチャンスを──学園都市最強を倒す、御坂美琴を助ける、くだらない実験を終わらせる──逃しはしなかった。

 一方通行は必死にそこから離れようとするが、己のベクトルを再設定するのは難しかったようだ。尤も彼が平静さを保っていれば話は別だったかもしれないが。

一方通行(オレが……! 学園都市最強のオレが……! 負けるのか………!! こンなンじゃ、無敵になんて……)

上条「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

 上条当麻の全力の右ストレートが第一位に直撃する。

一方通行(あァ……)

 宙に舞いながら空が視界に入る。

 漆黒の夜の中に光り輝く数多の星々が第一位を照らす。

一方通行(……くだらねェ)

 地面に叩きつけられた瞬間、遠目に短髪の少女の姿が見えた。

一方通行(『第三位』……電気使い……あァ、そうか……あいつは電気麻痺を使って、オレの前に立っていたのかァ)

 ストレートの衝撃は叩きつけられた瞬間に消えることはなく、彼は転がるようにさらに吹き飛んだ。

 そこで最強の能力者の意識が潰える。

──二十八日とは逆に決着をつけたのは上条当麻だった。



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