【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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108: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/02/09(日) 15:43:32.08 ID:LyfsNiQg0
上条の後ろにはコンテナ。彼が逃げることが出来るのは前180度のみ。ならばまずは初撃で横を塞ぐ、そして二撃目で本命の鉄を蹴り飛ばす。そして最後にダメ押しの近距離攻撃。この三段構成に欠点はなかった。

 二撃目で勝負は決すると思ったし、仮に耐えたとしてもダメージの喰らった身体では何もできない。さらに鉄飛ばしの衝撃で起きる砂埃も計算にいれていた。それがある限り、一方通行が接近しても上条には見えやしない。例外はベクトル操作で視界を確保できる一方通行のみだった。

一方通行「ハハハハ!!…オラオラァ!! 避けねェと死んじまうぞ!!」

 近づこうとする上条の動きを鉄くずが止める。

上条「くっ……!」

 だがこれは上条を葬るための攻撃ではない。本命は二撃目だ。

 間髪いれずに鉄を蹴り出す。ベクトル操作により、音速にまで迫った鉄が上条目掛けて飛翔する。

上条(不味い…! 横に避けれない!)

 上条の横を一撃目が通り過ぎるのとほぼ同時に二撃目が繰り出されたため、彼にはどうすることもできなかった。

──上条当麻には自然界のものを消すことができない。

 そして、つかさず一方通行は上条に接近した。

一方通行(どンな死に様を晒してるか楽しみじゃねェかァ!! 三下ァァ!!)

 完璧ともいえる三段攻撃だった。

 間違いなく死んでいる。

 仮に運命に寵愛されていても、満身創痍だ。

 したがって、近づいても怖くはない。

 そう考えていたからこそ、なおさら





──最強は最弱が無傷だったことに衝撃を隠せなかった。


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