【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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103:地の文書き始めると長くなりますね〜 ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/02/07(金) 20:28:52.67 ID:rJF2PP6y0

 上条と一方通行は熾烈な戦いを繰り広げていた。

 何度も第一位は拳を顔面に喰らい吹き飛ばされ、彼の力について、ある程度知ることができた。

 能力を無効化しているということ、効力は右手だけということ。

 微弱な脳震盪の中、一方通行は間違いなく活路を開いていた。

 認めたくない話だが、近距離だと自分に分がないことは明白だった。

 プライドの高い彼がそれを認めたのは上条の三発目を喰らった後だった。

一方通行(右手で反射を突破されちまうなら、距離を取ればいい…)

 学園都市最強の攻撃手段は何も近接だけではない。むしろ、遠距離のほうがレパートリーが多い。

 彼が近接に拘っていたのは、そちらの方が楽しい、というだけの特に拘りのない理由からだ。

 一方通行がこういった対応を取り始めたため、苦境に陥ったのは上条の方だった。

 なにせ彼は『右手』を別にすれば特にこれといった力はない。持ち前の不幸から、少しだけ打たれ強い自信はあるが、だからといって一方通行のように遠距離から何か攻撃できる力など持っていない。もし、できることがあるとすれば小石を投げることくらいだ。

上条(こっちの土俵では戦ってくれないってわけか……!)

 上条が一方通行を殴れる距離に迫る。

 それよりも早く、一方通行は動く。

 彼は勢いよく、足を地面に叩きつけ、飛び出したコンクリートをベクトルを操り、上条に吹き飛ばした。


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