女子高生神絵師「は? 無料でイラスト描いてくれないかって? 無理無理www」
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6:名無しNIPPER[saga]
2020/01/30(木) 01:51:03.99 ID:YY2OI4860

おっさん「でも、これは君のためにあえて言うのだけど」

女子高生神絵師「ん?」

おっさん「俺の小説の絵を描くことなんかより、君の未来のためにも、ライトノベル表紙の仕事を絶対に優先した方がいい」

女子高生神絵師「……」

おっさん「だって、こんなビッグチャンス、受けない理由がないじゃないか」

おっさん「君は今でさえ有名なイラストレーターで、逆になぜ今まで一度も小説の表紙を描いてなかったのか、というくらいの実力を世間に認知されてる。それにファンの人も、実績のある作家さんの表紙を描いたと知ったら、大いに喜んでくれるだろう」

おっさん「それだけじゃない、アニメ化されて人気も出れば、表紙の報酬だけじゃなくグッズや版権使用の際にも君にパーセンテージでお給金が出たりする場合もある。そうなれば君は名実ともに、著名なイラストレーターさんだ」

女子高生神絵師「……別に、お金とか、興味ない」

おっさん「まぁまぁ、今はそうかもしれないけど、フリーランスで絵を描き続けるには必要なことだよ」

おっさん「ご両親もきっと喜んでくださる。誇りに思っていいことだ。だから、同じようなことを繰り返して申し訳ないけど、受けない理由がない」

女子高生神絵師「……」

おっさん「君が俺の作品の表紙を描きたいと言ってくれる気持ちは、とても嬉しいんだが」

おっさん「ほら、俺の小説は、人気もないし……」

女子高生神絵師「そんなことない!」

おっさん「君の夢を実現させたくてさ、絵を描いてもらったところで……逆に君の名が傷つく危険もある」

女子高生神絵師「いいよ別に! 私が好きでやりたいことなんだから!」

おっさん「君が良くても、俺が良くないよ」

おっさん「君には、ずっと表舞台で輝いていてほしいんだ。こんなおっさんなんかの物語より、映える作品の絵を描いた方が君の将来の……」

女子高生神絵師「いやだ! 私はあなたの作品の絵を描きたい、他のやつのなんて受けたくない!」

女子高生神絵師「ゲームのキャラの仕事は仕方なく受けたけど、その時分かったの、私はあなたの小説の絵しか描きたくないんだって!」

女子高生神絵師「それに私……、あ、あなたのことが!」

おっさん「……それ以上、言っちゃダメだ」

女子高生神絵師「えっ」




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