女子高生神絵師「は? 無料でイラスト描いてくれないかって? 無理無理www」
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5:名無しNIPPER[saga]
2020/01/30(木) 01:21:34.43 ID:YY2OI4860


おっさん「?」

おっさん「何か迷ってることでも、あるのかな」

女子高生神絵師「……」

女子高生神絵師「いや、その」

女子高生神絵師「私がこうして、有名なイラストレーターになったのも、あなたがきっかけだし」

女子高生神絵師「あなたのおかげだし……」

おっさん「いやいや、俺は何もしてないって」

女子高生神絵師「そんなことない!」

女子高生神絵師「私ね、小学生の時にいじめられてて、自殺まで考えたこともあったの」

おっさん「えっ」

女子高生神絵師「でもそんな時、あなたの小説を読んで、私は心が救われたんだ」

おっさん「……」

女子高生神絵師「学校とか職場とかの小さな世界で、人は関係性と価値観を植え付けられるけど、そこに決して囚われるなって。外の世界に抜けだせば、常識や価値観も全く違って、多くの可能性が秘められえるんだって。だから、どうせ死ぬなら、たくさんの世界を見てからにしようって教えてくれた」

おっさん「そんな青臭いこと……書いたかな、はは」

おっさん「僕も小さな頃にね、いじめられていたけど、本という世界が、人生を変えてくれたから」

女子高生神絵師「そうだったんだ……」

女子高生神絵師「あ、えと、ごめん話がズレちゃって」

おっさん「ううん、嬉しかったよ」

女子高生神絵師「ええと、だからね、あの」

女子高生神絵師「私は、初めての本の仕事を受けるときは、あなたの小説の表紙を描くって、決めてたの」

おっさん「え……」

女子高生神絵師「夢っていうか、その、憧れっていうか」

おっさん「……光栄だね」




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