【安価とコンマ】自分の手で切り開く幻想郷生活七日目
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◆z07gL4YySg
[saga]
2020/02/14(金) 23:09:10.17 ID:kPQsV6+N0
私の妻、八十神は月から地上に降りて来た兎である。
人間ではなく、妖怪である。
私はそんな妖怪と人間が共に暮らす世界を実現するために頑張っているのだが……やはり人間と妖怪では違うところが出てくる。
そんな中で今回問題になるのは、体力差である。
……。
もう一度言うが、彼女は兎である。
…………。
いや。
いや、愛してくれるのは嬉しい。愛されるのは嬉しい。それは私も同じだ。
夫として、旦那として、そして一人の男として。彼女がしてほしいというのなら何でもしてあげたいと思う。
「すぅー……はぁー……すぅーはぁー……あぁああああ……」
今も彼女は私のうなじに鼻を埋めて深呼吸をしている。
深呼吸の中。時折我慢が出来なかったような、幸福感に溢れた声が漏れてくる。
「お布団の中で、ぎゅうと旦那様を抱きしめて……ああああああ……」
初めて会ったときからは考えられないような声で、私の妻はまた深呼吸をする。
……背中にその柔らかい山が押し付けられて、恥ずかしい。
「勿論……ちょっと強めに押し付けているんですよ?」
おっといけない、心の声が口から漏れていたらしい。
あっはっはっは。
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