20:名無しNIPPER[saga]
2020/01/26(日) 21:40:03.37 ID:eEyX7Fuh0
「……」
「肇……」
「……Pさんは」
肇の手に再び力が篭もる。これまでよりも幾分か弱々しかった。
「色々な私を、見てみたかったんですか」
「……まぁ、そういう風にも捉えられるかもな」
「……そう、ですか」
そのまましばらく無言で歩く。
ふと握った手が緩んで、それから肇が半歩、そばに寄って来る。
やや歩きにくくなったが、肇は何も言わず、俺も何も言えなかった。
乙女心は難しい。
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