男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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名無しNIPPER
[sage]
2021/02/03(水) 21:29:43.36 ID:XiyTWR510
〜3週〜
男「さすがに事態はいきなり好転せず、か」
ルーティ「第二種が想像以上に善戦しているみたい」
男「善戦ねぇ。数としてはこっちが圧倒的に多いというのに」
ルーティ「普通戦いでは3割を倒せば勝ちと言われているわ。戦闘員だけなら6割」
男「聞いたことある。確か全滅の定義だっけ?」
ルーティ「けれどこれは戦争ではなくて、テロ。向こうは勝つために戦ってるわけじゃないの」
ルーティ「私たちへの復讐を果たすために同じ目的の者が集まっているに過ぎない。その本質は集団にして個」
ルーティ「対して私たちは戦うということを易々と選択できない一般市民の集団」
ルーティ「数で優っていたとして、戦闘員がどれだけいるか、ね」
ルーティ「等の昔に戦争は終わって数百年続く平和。自衛はあっても、戦う意思があるものは限られている」
ルーティ「その状況を見れば善戦は当然といえるわ」
男「………詳しいね」
ルーティ「…これでも海洋マフィアのボスだもの、私」
男「あ、そうだ。海洋マフィアはこのテロに立ち向かったりしないの?」
ルーティ「立ち向かう? クスクス。そんな価値のないこと私たちはしないわぁ」
ルーティ「逆らえば潰す。けれど対岸の火事は私たちにとって酒の肴。それどころか金を稼ぐ機会だもの」
ルーティ「進んで止めたりはしないわ」
男「それは海洋マフィアのボスとしての意見だよね」
男「ルーティさん自身はどう思ってるの?」
ルーティ「………あなたはルーティの善人性を買いかぶりすぎ。私は私」
ルーティ「ただそれだけ」
男「……そっか」
男「だったらさ、僕が立ち向かうって言ったら、協力してくれる?」
ルーティ「! …好きにするといいわ。私は関係ないもの」
ルーティ「あなたが誘えば喜んでついていきそうな阿呆はいると思うけど」
男「それってロウェナさん?」
ルーティ「くすくす。私が彼女のことを言ったとは限らないわよ」
男「……うん。そうだよね。だって危険なことだからね。協力してっていうのがおかしかったんだ」
男「でも僕は行くよ。こんな僕だけれどなにかできるんじゃないかってそんな気がしてるんだ」
男「それに危ないけど僕は幽霊だから大丈夫だよ。死ぬことはないから」
ルーティ「………い、いつも誰かのために犠牲になって。あなたみたいな人が騙されて傷つけられて、不幸になって死んでいくのよ!」
男「うん。たぶんいつか後悔するんだと思う。だけどそれでも僕は救いようのない大馬鹿者でありたい」
男「ありがとう。ルーティさん。またね」
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