男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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683:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/10/08(木) 22:01:43.36 ID:sopvmtMK0
〜52週〜

プロ「今年最後の週にこんにちは」

少年「プロテアさん。どうかしたんですか」

プロ「ただ歩いていただけ。それに目的を付け加えるとしたら散歩というのかな」

プロ「貴方は?」

少年「生徒会の仕事でちょっと」

プロ「年末だというのに忙しいこと。何か事件でも?」

少年「事件というか、騒動というか」

プロ「今の生徒会は色々と面白いものね。言い換えれば珍妙ともいえるかもしれないけれど」

少年「実際その面白い人たちのせいというかなんというか、こうして年末も奔走してるんですがね」

プロ「私の代とはまったく違うわね」

少年「先代はとても真面目だったらしいですね」

プロ「えぇ、真面目で有能だった」

プロ「けれどつまらないとも言えるわね。ただ愚直に正しいことをし続けるだけの」

少年「組織としてはそれが正しい姿だと思うんですが」

プロ「正しいことしかしてこなかったものに、悪いことの意味が分かるとは思わない」

プロ「正しいこと以外は全部正しくないことなの?」

少年「…おっしゃる意味がよくわかりません」

プロ「ただの言葉遊びよ。それらしいことを言っていればそれらしく見えるの」

プロ「豪華な装飾をした、空っぽのおもちゃ箱みたいなもの」

プロ「ほら、なんだか私とても賢く見えるでしょ?」

少年「………」ニガイカオ

プロ「可愛い後輩をからかうのはやめておいてあげるわ。それじゃ、良い年末を」

少年「良いお年を」

プロ「来年は、面白い年であるといいわね」

少年「平穏な年であることを望みますよ」

プロ「……つまらない」


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