男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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659:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/09/24(木) 21:59:41.86 ID:2TYUD4Au0
マヒロ「俺が集めた情報では武器を持った奴、それも人間らしい奴がいたってはなしだ」

男「人間?」

マヒロ「第二種、かもな。第二種だったら第一種を襲うってのもわからん話じゃない」

マヒロ「スラム街から来た奴か。って思ったんだが、前回それやって進展なしだったからな」

マヒロ「それにスラム街の奴がなんでわざわざ学園まで来るかがわかんねぇ。街の中だって人間はいるはずだ」

男「学園の関係者、とか」

マヒロ「だろうな。じゃなけりゃわざわざ学内だなんて人がわんさかいるようなところでやらかしたりしねぇはずだ。いくらなんでもリスクが高すぎる」

マヒロ「だから犯人は学内じゃないといけなかった。もしくは学内が都合がいい理由がある」

マヒロ「だけどそれはなんだ」

男「……教師?」

マヒロ「もしくは生徒」

男「生徒が? まさか」

マヒロ「ガキだって人を殺すことはある。純真無垢ばっかじゃないって知ってんだろ」

男「そうだけど、でも」

マヒロ「あぁ、お前も教師だったな。生徒の味方だもんな」

マヒロ「でも俺は生徒が犯人である可能性は十分にあると思っている」

男「……確かに僕の腕を切った女の子の声は幼かった、と思います」

マヒロ「だろ。さらに言えば複数犯の可能性がある」

マヒロ「複数犯は教師じゃ難しい。いくら教師でも定期的に部外者を入れてたら怪しまれる。さらに言えば生徒の数よりずっと少ない教師がそんな怪しいことしてたんじゃ、目立って仕方がない」

マヒロ「これは、生徒説が濃厚なんじゃないか」

男「………学内に第二種の子供を引き入れている人が、いる?」

マヒロ「それはおおいにあり、だ。大人なら目立つがガキなら目立ちはしねぇ。それに第二種でも烙印を隠して身形を整えれば判断できねぇからな」

マヒロ「生徒の誰かが、第二種を引き込んで、殺人を楽しんでる。まったくなんて話だ」

マヒロ「で、お前は教師だろ。そういうことしそうなやつはいるか」

男「待ってよ。そんなことする生徒は」

マヒロ「考えろ。子供は守るべきものって前提は捨てて、可能性だけを記憶の中から攫いだせ。どうだ、いるか」

男「………>>661


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