男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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568:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/09/03(木) 20:22:31.68 ID:LLAU6F5h0
ルーティ「まだわからないの?」

ベール「おそらく、魔術的な因果によってあいつとあの幽霊の魂が複雑に絡み合ったのだと思われるわ」

ベール「こんな現象は世界でも例を見ない。だから、過去の文献を漁って、世界の魔術師、魔法使いと議論を交わし」

ベール「学内四賢人に、ドクグサとプロメアを含めて研究を重ねた。けれど」

ルーティ「私があげたあれ、使ってないの?」

ベール「! 私は研究者よ。世界の真実を追い求める求道者。だけれど倫理に背いた真似は、できない」

ルーティ「その倫理が道を切り開くの? 歩みを止める足枷にしかならないのではなくて?」

ベール「研究が血塗られてしまったとき、その技術は発展することを阻止される。だから細心の注意をはらって」

ルーティ「発展は血によって成し遂げられる。過去、その血は人間のものであり、現在は獣のものとなっている。私はそう考えているのだけれど違うのかしら」

ルーティ「自分自身が決めた正しさで天井を作ることがどれだけ愚かなことか。私はその倫理とやらを持っていたことを後悔しているわ」

ベール「それでも、私は堕ちたくない……………だって、あいつとベルスタシアが私がやったことを聞いて笑ってくれるはずが、ないんだもの」

ルーティ「笑顔を求める? 随分変わったのね、孤高の天才 ベールクレア・レディライトが」

ベール「………」

ルーティ「大丈夫。あれは人間じゃないわ。だいに」

ギィッ

ルーティ「!」

男「あれ、ルーティさんもベールさんに用があったんだね」


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