男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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457:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/10(月) 22:13:18.13 ID:HsNCgYnu0
首に冷たいものが巻かれた。

硬い何だろう。

手も足も硬いものがつけられた。

そんなことしなくても、もう動けないよ、神父さん。

………その手に持ってるのはなぁに。

危ないよ。怪我しちゃうよ。

「スズシロ」

なぁに。神父さん。

「貴方は死にます」

………そっか。

「死んで、精霊になるのです」

死んじゃうのかぁ。

死にたくないなぁ。

逃げたいなぁ。

なんで死なないといけないのかなぁ。

やっぱり私良い子になれなかったのかなぁ。

悪い子だったのかなぁ。

それともお父さんは私のこと嫌いなのかなぁ。

私はそんなことないのになぁ。

お父さんも、好きなのになぁ。

じゃあやっぱり私が悪いのかなぁ。

だったら仕方ないのかなぁ。

「見えますか。スズシロ。村の様子が」

神父さんに持ち上げられてみた、村は真っ赤だった。

太陽のようなあったかい赤色じゃなかった。

怒ってるみたいな赤色。

何に怒ってるんだろう。

「亜人がやってきました。このままだと村はなくなってしまいます」

「でも、あなたが死ねば、あなたが守り神になればきっと村は救われます」

「このままではあなたが大好きな先生も、犠牲になってしまうことでしょう」

先生も、死んじゃう。

それは嫌だ。

死んじゃいやだよ、先生。

うん、だったら、私守り神になる。

守り神になって、先生を守るよ。

そのために死ぬんだったらきっとそれって

愛だよね。

でも、その前に、やっぱり

会いたかったなぁ。

先生に、会いたかっ「スズシロさん?」


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