男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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438:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/09(日) 21:21:13.58 ID:+QSHLmum0
「あっ、私ちょっとおトイレ行ってくるね。先生も行く?」

「一人でいってきなさい」

「ちぇー」

すたたたと、小走りで去っていくスズシロさん。あんな冗談を言ってるけど僕が行くっていったらどうする気だろうか。

「男さん。あなたはスズシロのことをどう思っていますか」

「可愛い生徒だと思ってますよ。えぇ、子供は皆可愛い僕の生徒です」

「そうですか。スズシロとあなたが恋仲になってくれればと思っていたのですが」

「ぶっ、そんな見ず知らずの男にいきなりそう言いますか?」

「貴方ならいいと思っています。スズシロが懐いている人間はあなただけなので、それにあなたも」

じっと神父さんが真っ直ぐこっちを見てくる。何か心の中を見られているようで居心地が悪い。

「きっとスズシロはあなたを好きになりますよ」

「そんなことないです。子供は身近な年上を好きになるものですし、それは憧れと一緒です」

僕と同じで。

「神様もきっと、あなた方を祝福しますよ」

「いやに押しますね」

「ははは、幸せになってほしいという親心ですよ」

いったいなぜこの人は今日であったばかりの僕にそんなぐいぐい来るんだろうか。

スズシロさんはきっと僕のことを憧れのようにしか思ってないのに。

ロウェナさんは………僕のこと好きだけどさ。

だからってスズシロさんも、すぐ好きになるものだろうか。逆ならまだしも。

「ただまー。待たせたかな?」

「もう少しゆっくりしてきてよかったのに」

「きゃっ、先生もエッチ」

「………」


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