魔法少女アレイスたん☆マギカ
1- 20
36:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 10:16:04.91 ID:IH+YFkq+0
 いつもの見滝原。それは街中が笑顔で溢れ、どこを見ても幸せそうな風景がある。
 巴マミも見滝原中学の登校途中でふざけあって登校して笑顔の後輩を見れば自然と微笑みがこぼれてしまう。
 だが『いつも通り』ということは当然、悪い側面も『いつも通り』あるという事だ。
 魔女。それが彼女にとっての悪だった。
 関係のない一般の人々を苦しめ死へと追い込む、まさしく絶望を撒き散らす存在。そんな魔女から人々を守るため、彼女は常日頃から魔女退治に勤しんでいた。
 授業が終わり、一旦家に帰り街をパトロールする。ソウルジェムの反応を頼りに魔力の痕跡を追いかけ魔女または使い魔を退治する。
 そんな日々の中、ある夕刻の事、巴マミはいつも通り街のパトロールをしていた。魔力の痕跡を追い、魔女や使い魔を倒す、いつもはこれだけだったのだが今回は魔力の反応がいつもとは少し違っていた。
 魔女や使い魔がだす魔力の反応とは違い、どちらかといえば自分達魔法少女のような魔力だった。だがそれも『ような』であり実際には別物だと巴マミは感じた。
 「キュウべえ、この魔力反応どう思う?」
 「どうだろうね。魔女とも使い魔とも違う、魔法少女に酷似しているようだけどそれとも違うようだ」
 「やっぱりキュウべえもそう思う?」
 巴マミは自身の肩に乗っている小動物(?)らしきものに魔力の主の正体について尋ねたが芳しい回答は得られなかったが、巴マミは魔力の主の正体を確かめるというよりもキュウべえと同じ考えをしていた事に安堵しているようだった。
 魔力の反応を追い、路地裏の入り口まで巴マミはやってきた。
 「どうするんだい?」
 「このまま入る、もしかしたら魔女かもしれないけど尚更」
 そうして巴マミは路地裏の中へと入っていった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
144Res/130.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice