108:松坂英治[saga]
2020/02/22(土) 13:44:34.12 ID:+o1k+bpn0
パァンッ!!と、すぐそこまで来ていた使い魔が破裂した。
「.................................え?」
何が起こった?
魔女に比べて雑魚とはいえ普通の人ならば簡単に殺されてしまう使い魔を、この銀の少女が倒したとでもいうのだろうか?いや、今の現象はそれこそ魔法でなければ無理な話だ。しかし目の前の少女からは一切の魔力を感じない。それこそたった今の現象はキュゥべえの奇跡でなければ出来ないことだ。
頭の中が疑問でいっぱいになっているのを知ってか知らずか銀の少女は回答を言った。
「極微小型時限爆弾。極小のドローンにつけた微小な爆弾さ。この街の科学力を利用して作った私の即興兵器だよ。本来は体内へ侵入させ体内をズタボロにするものだが、外傷でも十分に殺せる程火力を強めにしたものだよ。小さいから移動距離は短い上、起動してから数秒から数十秒で爆発する代物だが、不意打ちにはもってこいだろう?」
よくよく目を凝らして見ればダイヤモンドダストのように空中にキラキラと光るものがあった。恐らく爆破したドローン等の残骸だろう。火薬を使っていないからか硝煙らしいものはなかった。
そして奥から来た使い魔達がほむらと銀の少女へと飛びかかろうとした瞬間、
ボボボボボボボボッッッ!!!という爆発音が鳴り響いた。そしてその音が鳴り響くと同時に使い魔達は逆に吹き飛ばされてしまったのだ。
「さて、お嬢さん、先程の話の続きをしようか」
銀の少女は何事もなかったかのように話を戻してきた。
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