【禁書安価】垣根「終わりの日と」エイワス「始まりの日」
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161: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/01/17(金) 20:09:18.45 ID:5ws07bs90

垣根「はっ……」

 垣根帝督が覚醒した瞬間、上条の身体が宙を舞い、壁に叩きつけられていた状況だった。

ステイル「なぜ上条当麻の身体が吹き飛ばされた!? ペンデックスは魔術を発動していないんだ!!」

 ステイルがそう驚くのも無理はなかった。

 上条自身自分がなぜ吹き飛ばされたのか分かっていなかった。それは突如やってきて、あと少しで首輪に触れられたはずの右腕を妨害してきたのだ。

上条(身体が…動かねぇ……クソッ!動け!!)

 だが上条の身体は動かなかった。

神裂「そんな……」

 神裂さえもが諦めの声色を出していた。

 だが一人の男だけ、目に闘志を宿していた。

垣根「オォォォォォォ!!!!」

 垣根が体勢を戻しつつあるペンデックスに向かって走り出したのだ。

ステイル「馬鹿!! 何をする気だ!! 君がいくら強くても、君の力じゃどうにもならない!!」

ペンデックス「――――――警告。脚部の自動再生に成功。
ルーンの魔術師、聖人の魔術師に対する防御魔術作動。『垣根帝督』のみ該当術式なし。類似性の高い対天使用の術式を組み込み中……第一式、第二式、第三式。『竜王の殺息』完全発動まで残り六秒」

 ペンデックスが作動する。あらゆる魔を統べた最強の兵器が垣根帝督に牙を向く。

 だがその瞬間、彼の右手が彼女の『首輪』に触れた。

 侵入する、だがその瞬間──

垣根(あfswpかxg2Amp'g8'gmqwgwあがぁかゎなapm'ががががgggあッッッッ!!!!?????)

 得体の知れない羅列が彼の身体を蝕んだ。それと同時に全身の血管が破れ、大量の血が溢れ吹き出した。

ペンデックス「残り四秒」

 終わりまでのカウントダウン。

 無機質なまでの声が秒数を告げる。

神裂「やめてください垣根帝督!!!」

 だがその声は垣根に届かない、近づいて止めることも当然できない。

垣根(ぐぁぁっ…!! 解析してやるッ! 魔神だか何だか知らねぇが……! テメェの法則を!!)


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