麻子「……華、さん」 華「はい?
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62:名無しNIPPER
2020/01/13(月) 00:48:19.94 ID:j/ROv3cf0
−夜、麻子の部屋前−

華「ふぅ……ギリギリで本降りになってきましたね」

麻子「……でも、少し濡れたな。ちょっと中で温まっていくか」

華「このくらいなら平気です。どのみち傘を差しても多少濡れて帰るでしょうし」

麻子「……そうか。じゃ、傘、もってくるから……」ガチャ

華「はい」

華「(……)」

華「(あの時は……麻子さんとこんな関係になるなんて思わなかった。自分の気持ちすらはっきりわからないままでとにかく動こうと思い立ってここまで走ってきたんだっけ。不思議なものね)」

華「……ふぅ〜」

ガチャ

麻子「……ほい、傘」

華「ありがとうございます。明日学校でお返ししますね」

麻子「ん……」

華「? どうかなさいましたか?」

麻子「いや……なんでもない。見送る」

華「外まで来たら濡れちゃいますよ?」

麻子「……」

華「……?」


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