57:名無しNIPPER
2020/01/13(月) 00:17:06.34 ID:j/ROv3cf0
沙織「……それってつまり、『卒業まで付き合うことはできないけど、ヤることはヤろうぜ』ってこと?」
みほ「沙織さん、言い方……」
華「要約すればそうなりますね」
沙織「なにそれー!? それって華のこと都合よくキープしてるってことでしょ!? しかもお互いわかったうえで! 意味わかんない!」
みほ「まぁまぁ。どっちかというと、二人がそういう関係に慣れるまでの準備期間……ってことじゃない?」
沙織「そんなクーリングオフできそうな恋愛もアリなの!?」
みほ「だから言い方が……」
華「……麻子さんは、私の立場と将来のことまで考えたうえで逃げ道を用意してくださったんです。一般的な価値観で考えれば、上手くいくような恋愛ではありませんから……」
沙織「あ〜……」
みほ「家業を継ぐ人って、そのあたりの自由があんまりないのは事実だもんね。私の場合はお姉ちゃんが背負ってくれてるけど……」
沙織「そっかぁ……女の子同士だと教科書通りのステキな恋愛とはいかないんだね」
華「男性相手で教科書通りにいったことあるんですか?」
沙織「うぐ」
みほ「でも……よかった。二人にわだかまりができたらどうしようかと思ってたけど、むしろ素敵な関係になれたみたいで」
華「そ……そう思われますか?」
みほ「だって、聞いた限りでは二人とも両想いなんでしょ? あんまりそういうのに詳しくない私でもわかるよ。麻子さんがすごく華さんのこと大切に考えてるって」
沙織「あの子、なんだかんだすごく優しいからね……とにかく、私たちは温かく見守ってるよ!」
華「ありがとうございます。その……正直なところ、少し不安もあったんです」
みほ「なにが心配なの?」
華「……やっぱり女同士ですから。わたくしは平気ですけれど、このことが周りに知れ渡ったら、麻子さんに悪い風当りがいくのではないかと……」
沙織「う〜ん……いや、もしそんなことになっても、私たちがあの子を守るから大丈夫!」
華「沙織さん……」
みほ「戦車道のメンバーもみんな優しい人ばかりだから、きっと理解してくれるよ。心配しないで」
華「……そうですね」ニコ
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