36:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 21:24:41.35 ID:zPoxPRfb0
みほ「あれ……今、一日だけでもって言いました?」
華「惚れ薬の効果って、どれくらい続くものなんですか?」
カルパッチョ「? 冷泉さんから、何も聞いていらっしゃいませんか?」
華「調べてもらっている最中だと……」
ペパロニ「ていうか、冷泉さんはどこっすか? あの人にもちゃんと謝りたいんすけど……」
優花里「冷泉殿は今日は学校お休みされてます」
カルパッチョ「そうですか……では、私から詳細をお伝えしますね」
沙織「ごくり……」
華「……」
カルパッチョ「あの薬……薬というか、本当は食用のソースなんですけど。成分に若干の興奮・発汗作用のある、少し甘くて刺激的なアルコールが入ってるんです」
みほ「アルコール……」
華「うーん……そう言われると、確かにあれはお酒の匂いだった気もします」
ペパロニ「そっかぁ、あれ最後に上から振りかけたからアルコールが飛ばなかったんすね」
カルパッチョ「厳密にはもっと色々な食物由来の成分が入ってるらしいんですけど……簡単に言ってしまえば、食べた人を一時的な酩酊、興奮状態にさせて、最初に目に入った人を魅力的に見せてしまう効果があるんだそうです」
沙織「で、華が最初に見たのが麻子の顔だったと」
優花里「なんだかお酒を飲んだときの効果に似てますね」
カルパッチョ「ええ、それと似たような作用をうまく調整した調味料みたいなものだそうで。ただ効果には個人差があるし、調理法や量によって効き目も変わるらしいです」
ペパロニ「あー……そういやあたし結構な分量入れたなぁ。良い匂いだったもんで……」
みほ「だから余計に効き目が強かったのかもしれないね」
華「……でも、そんな害のない調味料で、こんなに長く効き目が続くものなんでしょうか?」
カルパッチョ「え?」
華「あれからもう一週間になりますけど、わたくし今だに麻子さんのことばかり考えてしまって……」
カルパッチョ「……それ、本当ですか?」
ペパロニ「なんか聞いてた話と違うな」
みほ「? どういうこと?」
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