9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/11(土) 21:57:16.67 ID:tYd/KiKIO
「キョン……僕ね、今すごくお腹が痛いんだ」
「ああ、わかっている」
佐々木の気持ちは痛いほどにわかる。
俺も過去に生牡蠣にやられた経験があった。
だからこそ、早く楽にしてやりたかった。
「さあ、佐々木。遠慮はいらん。出してくれ」
「遠慮というか、出るものも出ないというか」
やれやれ。ならば、こうするしかあるまい。
「よっこらせ」
俺が先陣を切って狭い個室内で尻を出すと。
「きゃあっ!?」
「な、なんだ!? どうした佐々木!?」
よもや涼宮ハルヒが時空を越えて来襲したのではないかと危惧した俺が半ケツのまま臨戦態勢で周囲を警戒してると、後頭部を叩かれた。
「痛ってぇな、この野郎!?」
「キョン! 出すなら出すって言ってよ!?」
「あ、すまん」
どうやら先程の佐々木の悲鳴はいきなり尻を露出した俺に向けられたものだったらしく、配慮に欠けた振る舞いを素直に詫びた。一件落着。
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