14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/11(土) 22:09:06.19 ID:tYd/KiKIO
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅぅ〜!
別に俺まで脱糞する必要はないかも知れない。
なら、佐々木が用を足すのを見てればいいか。
それは間違っている。2人でするべきだろう。
だってその方が、独りきりよりも愉しいから。
「ふぅ……大丈夫か、佐々木?」
「はあ……はあ……うん。スッキリしたよ」
2人分の排泄音と共に高らかに哄笑を響かせて、正気に戻った俺が佐々木を労ると、やや疲れた様子ではあるが、彼女は非常にスッキリした面持ちで、健在だった。その健気さが、眩しい。
「無理しなくていいんだぜ?」
「僕は無理なんてしてないさ」
そう言って貰えると嬉しくなる。
わざわざ一緒に脱糞した甲斐がある。
よく出来た親友の尻を優しく拭いてやった。
するとお返しとばかりに佐々木に尻を拭かれ。
入った時と同じく手を繋ぎ、トイレから出た。
「ごめん……臭いがついてしまったね」
帰り道、謝る佐々木に憤りが募る。
マフラーに臭いをつけたことの謝罪。
臭いだなんて。まるで、臭いみたいに。
これは匂いであり、佐々木の良い匂いだ。
「好きだ」
「えっ?」
「……俺はお前の匂いが好きだ」
「……僕もキミの匂いが、好き」
マフラーの下でモゴモゴと俺たちはそう言い繕い、固く手を握り合う。マフラーが暑かった。
【佐々木とキョンの言い繕い】
FIN
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