15: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 09:54:04.27 ID:/F5s96SxO
【そうでしょうか?】
夏樹「そうだよ、アイツ以外に誰がこのドラ猫達の頭務めるんだ?」
【ですが、最年長は亜季さんですし、涼さんも歳上で落ち着いた方です。夏樹さん里奈さんは同い年ですが、だったらお二人がリーダーでも良かったのでは?】
16: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 09:55:27.26 ID:/F5s96SxO
【プロデューサーさんを、ですか】
夏樹「そうそう。『もっとマシな言い方は無ぇのか』とか『威圧してどうすんだ』とか」
【凄いですね(笑)】
17: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 09:56:47.50 ID:/F5s96SxO
夏樹「こないだなんて、チビ達が遊び疲れて眠った後に、こっそり後片付けまでしてたんだぜ?ありゃ誰が見ても肝っ玉母さんのドキュメンタリーだったよ」
【皆さんも彼女の娘だと】
夏樹「ハハッ!そいつはいいな!でも確かに、アタシらは親子じゃ無いけど、ファミリーみたいなもんだから。仲良しこよしの集まりじゃなくて、互いの良いところも、悪いところも受け止めあった、魂の家族さ」
18: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 09:57:37.99 ID:/F5s96SxO
夏樹「よぉ、ママじゃねーか」
拓海「誰がママだてめぇ!」
夏樹「はいはい、わーったよ。ま、そういう訳で、アタシを悪ガキでいさせてくれんのもコイツなのさ」
19: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 09:58:42.27 ID:/F5s96SxO
拓海「はぁ?なんだそりゃ?」
【ご自身を客観的に見てどう思うのかなと】
拓海「突然んな事言われてもな……うーん…………未熟者の半端者さ、けどいつかぜってーてっぺんを獲る。それが向井拓海の生き様ってヤツだ」
20: ◆A4u5oWtzb2
2020/01/10(金) 09:59:40.78 ID:/F5s96SxO
【歳上のメンバーもいらっしゃいますし、その方達に任せるという選択肢は無かったのでしょうか?】
拓海「あー、なんつーか………アタシは別に、自分がやりたいから頭張ってるわけじゃねえんだよ」
【そうなんですか?】
21: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 10:00:28.47 ID:/F5s96SxO
拓海「ああ、昔からなんか知らねえけど、周りが勝手に着いて来やがるから、気がついたら頭にされてるってだけだ。別に、亜季や涼がやりたいって言うんならそれでもいいと思ってるぜ。けどな……」
【はい】
拓海「アタシは……!」
22: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 10:01:52.50 ID:/F5s96SxO
拓海「そうだ、1番おっ……って里奈!?」
夏樹「尻もデカいし」
拓海「夏樹!?てめぇ…!」
23: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 10:03:29.07 ID:/F5s96SxO
涼「とにかく、アタシらが頭を任せたのはこの向井拓海なんだ。コイツは途中で投げ出すような半端な事はしないぜ?」
亜季「我々は皆進むことしか知りません。拓海が前に立つ限り、いつでも、いつまでも背中を押し続けるだけです!」
夏樹「そう言うこと」
24: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 10:04:24.60 ID:/F5s96SxO
拓海「お前ら……」ポロポロ
里奈「えっ!?ウソウソウソ!たくみんマジ泣き!?」
夏樹「あーあ……インタビュアーさん泣かしちまった」
25: ◆A4u5oWtzb2[saga]
2020/01/10(金) 10:05:32.36 ID:/F5s96SxO
拓海「あー……クソッ…………とにかく!コイツらが任せてくれる限りアタシが頭だ!頭であるからにはぜってぇ負けねえ!1×5=は5だけど、アタシらは500だ!10倍だぞ!10倍!」
夏樹「は?」
亜季「拓海……」
涼「あー……」
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