芹沢あさひ「この雨がいつか止んだなら」
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50: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2020/01/04(土) 20:30:16.32 ID:hoMUvMIQo

「なるほど」

 私は頷いた。それはどちらかといえば感嘆に近かった。

 彼の答えは、あまりにもっともすぎるものだった。
 たしかに、今日という一日に花は不可欠なのかもしれなかった。
 いや、きっとそうなのだろう、多分。
 個人的な感覚からすれば、それはさして重要な要素ではないように思えてしまうけれど、一般的にはそうでないことくらい流石の私でも知っている。
 思い至らなかった。

 といっても、もしかすると彼も私と同じような考えなのかもしれなかった。
 ホームセンターで手に入るものなんてたかが知れているだろうし、ここで最後の準備を整えたというのなら、それはつまりそういうことなのだろう。




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