126: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2020/01/04(土) 21:16:39.06 ID:hoMUvMIQo
雨は止んだ。
だから、また歩き出すんだ。
傘なんかなくたって、どっちが前なのか分からなくたって、それでもその一歩の正しさを信じて歩いていくんだ。
大丈夫。こんなにもいびつに捻じれた痛みだって、こんなにも強く胸を締め付ける悲しみだって、きっと愛していける。
私は私のままで歩いていけるから、だから、もう大丈夫だ。
心の一番奥のほう、たしかな熱と質量をもってなおも残る、青い灯火みたいな笑顔を思い浮かべて、私は言った。
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