118: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2020/01/04(土) 21:12:01.76 ID:hoMUvMIQo
「言いたい文句なんてもちろん色々とあるっすけど、でもやっぱり、私はプロデューサーのことが好きっす。これまでも、そしていまも、嘘偽りなく」
そう言いながら、自分でも驚いていた。
いつかの私はその感情を言葉にしてしまうことに酷く怯えていたはずなのに、いまは吸い込んだ息を吐き出すのと同じくらいに自然と口にすることができる。
どうしてだろう?
分からない。
分からないけれど、でも、心に突き刺さったままだったあの日の笑顔がなんだか不意に痛くなって、苦しくなって、そのことがただ嬉しかった。
私がプロデューサーに向けていた感情の、胸の奥に抱えていた感情の、その正体は純然たる恋だったのだと、そう叫ぶことをようやく許されたような気がしたから。
153Res/110.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20