北条加蓮「藍子と」高森藍子「膝の上で はちかいめ」
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30:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/29(日) 19:52:14.29 ID:wJ7doyQp0
加蓮「世界の嫌な部分とか、嫌いなところとか、自分に対するキツイ言葉……」

加蓮「そういうのって、誰でも見たくはない物かもしれないけど」

加蓮「慣れて来ると――それが当たり前の環境にいると、人ってマイナスを求めるようになるの」

加蓮「自分が可哀想じゃないと落ち着かない。不幸せじゃないと自分じゃない。それを自分の価値や、自分の定義として思い込む」

加蓮「やがて環境が変わって、すぐ近くに幸せがあるような場所に移れても……。そういう人って昔の癖のまま、自分が可哀想であることを求め続けることがあるの」

加蓮「もしかしたら今までの私には、そういうところがあったのかもね」

加蓮「……本当にたまに、悩んだことあったもん。私が不幸せだったから藍子が優しくしてくれて、そういう始まりがあったから、今こうしていられるのかな――なんて」

加蓮「ふふっ。さすがにこれは藍子に対して失礼すぎるし、そういう最初の頃――昔の頃なんて考えすぎてもしょうがないし、あと、今の私にはどうしようもないもんね」

加蓮「だから、本当にたまになんだよ?」

藍子「……それくらいのことで、私があなたのことを嫌いだなんて言うと思いますか?」ナデナデ

加蓮「思わない」


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