315: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 18:10:09.77 ID:ZRhpxi3E0
P「そのまま聞いてくれ。衣装を変える。あの紫のシックドレスだ。歌は『明日……』だ」
紗代子「あの歌はまだ……」
P「練習中なのは、わかっている。だが、歌える。紗代子は歌えるんだ」
紗代子「え?」
P「あの歌は、紗代子をイメージして作った曲だ。センター公演の時を覚えているだろう? あの時を思い出せ。同じように、気持ちをのせて歌えばそれでいい。テクニックや歌唱は、もう既に紗代子の中にあるものが、自然についてきて紗代子を歌わせてくれる」
紗代子「そうなんですか……?」
P「ジグソーパズルの最後のピースが、それだ。今までのピースを意識せずに使う……今ここで、あのパズルを完成させよう」
紗代子「わかりました! そうか……そうだったんだ」
P「マイクはスタンドを使う」
紗代子「今まで使ったこと、ほとんどありませんけど」
P「その方が動く量が減る。その上で、ハンドアクションで表現を量・質共に補うんだ。それもできるはずだ」
紗代子「し、指示が多いですね」
P「当たり前だ。世界一になるため……だからな」
紗代子「! そうですね……わかりました。他にはなにかありますか?」
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